御用クラッカーには、さしたるお咎めナシ

http://www.sankei.co.jp/news/040525/sha078.htm

知人女性が勤務する警察庁所管の財団法人が管理するコンピューターに不正アクセスし、女性のメールをのぞき見したとして、警視庁は25日、不正アクセス禁止法違反容疑で警察大学校警察情報通信研究センターに勤務していた技官(47)を書類送検した。

警察大学校で情報通信研究をするぐらいのキャリア様かつクラッカー様ともなれば、もれなく、所管の財団法人に勤務する知人女性程度になら、何しても構わない体になれるということですね。依願退職ってことで、退職金付きで、所管の財団法人にでも就職するんでしょうか。今後、日本国内のクラックに弾みがつくかもしれません。
それにしても、

技官は国家公務員I種採用のキャリア。警察庁から財団に出向していたときに女性とトラブルがあり「動向が気になった」と動機を話しているという。

昔トラブった女性のメールボックス覗き見する程度のちゃちなクラックなら、懲戒免職には及ばんらしいです。
所管の財団法人のサーバが、クラックされる様な管理をしているのも悪いということなんでしょうか。まあ、「襲われる女性にも問題がある」という、警察の常套句を思えば、そんなもんなんでしょう。
今回のクラックを、「(女性との)トラブルを思い出したら、むしゃくしゃしてやった」のではなく、「動向が気になった」からやったってことで、この人は、そういう事をする人ですと、明らかにしただけでも、警察の良心回路が働いたってことでしょうか。申し訳程度でも、良心は良心と。