脅威のバランス感覚

麻生太郎。やる人です。神の領域。
http://www.asahi.com/special/abductees/TKY200405290298.html

麻生太郎総務大臣は29日、札幌市内での講演で、北朝鮮による拉致被害者曽我ひとみさんの夫ジェンキンス氏を米国が軍から逃亡した罪で訴追しようとしていることに触れ、「(訴追の免除を)アメリカに頼むべきだと言う人がいるが、『交通違反をし、反省して幸せな生活を送っているから違反をもみ消しくれ』と代議士に頼むのと、どこが違う」と批判した。

アメリカに尻尾を振りながら、北朝鮮にも「だろ?」と言うには、こうすればいいわけで、「ちょっと覚えておきたい日本語」に加えてもいいかなあという勢い。音読しましょう。いざというとき、きっと役に立つ筈。
北朝鮮に拉致された人が、むこうでできた家族とどうにかして一緒に暮らせないかと困っているのは、「交通違反しておいて、そのもみ消しをお願いしている」のと同じらしいから、つまりは、「拉致されたにも関わらず、向こうで家族を作るなんてことが、そもそも交通違反並の犯罪。そんな事のケアを大臣に頼むなんて間違ってる」ということらしい。

麻生大臣は「感情論としてはわかるが、それを受け入れれば、敵前逃亡兵が全部、日本に来る。国際社会では通用しない」と話した。

どうやって、世界中の敵前逃亡兵が日本に来られるのか、国際社会に聞いてこいというハナシだけれど、私、個人的に、押し寄せる逃亡兵というのは、非常に大きな音をたてて空から大量にとか、あらゆる角度から滑り込む様にとか、そんなイメージだと解釈します。

「帰りたくないと(ジェンキンス氏)本人が言っている。連れてくれば、拉致でしょう」とも述べた。

「(年金なんて莫迦げたものは)払いたくないと本人が言っている。無理に支払わせるのは、個人の財産の侵害でしょう」はい。感情論としてはわかります。
年金のハナシに言い換えるのも卑怯だしね。