いたしましょう

急な用事で、池袋の向こうにある駅の界隈まで行くことになる。
はじめてなので、切符の販売機の前で、幾らやねんと料金表眺めていたら、女の人が声をかけてくる。
「あの、営団線の切符を買われますか?」
「はい」
「実は、私、家に財布を忘れてきてしまって、でも、会社が、ここから190円の場所なんです」
「はい」
「すいませんが、会社に行き着ければそこでお金借りて、帰りは大丈夫なんで(160円の回数券を2枚出したので、ここで合点がいく)、これ(を)、」
「はい。いたしましょう」
「ありがとうございます」
160円渡して、回数券1枚もらいました。
「これを」どうするかとか何も言わせないで、微妙に変な受け答えしたからには、少しは淀んで欲しかったのだけれど、全然普通に終了。
まだまだ修行が足りない。