11月に入ったら竹林の整理をする筈だったのだが、その前に、春先に亡くなった伯母の畑の整理。なんだかんだでボリュームの大きな作業で、兼業農家の雁首が揃うのは、週末だけということもあって、どうも終わりが見えない。
とりあえず、竹林の整理がてらに採取するつもりだった、笛の作れる様な太さの竹というのを確認に、家人と二人で山へ。
実家の竹林と水田の脇を、今度新しく林道が通るのだが、その下準備のために、凄まじい荒々しさで、これから道になる場所の雑木やら竹やらを切り開き、ブルドーザーか何かで通った様な形跡。
この冬は、竹林の整理だけでなく、田の水回りの調整をする筈だったのだが、水源から水田につながる溝はすっかり土砂で埋もれている。これ、春にはきちんと土砂を除けてくれるのだろうか。それとも、今度は土建屋を呪いつつ、溝をさらうことになるんだろうか……。
笛用の竹も、夏に目をつけていた場所が、すっかり道のための作業でズタズタにされていたので、急遽別の群落を探すことになる。とりあえず、サンプルになりそうなものは採取できた。
竹を携えて山から下りる途中、畑に居た村の婆さんと、なんとなく普通にあるつもりでも、いざ探すと、なかなか間尺にあうものが無いというハナシ。全くだ。
竹が笛に使える様なら、今後もまっすぐなそれなりの竹が生える様に、ちょいといじってやらねば。