屍鬼

ブックオフで文庫版を拾う。丸めて800円。思えば小野不由美読むの始めてですが、なんでしょうな。
そんなに方々で面白いって褒める程のもんか?と、思いながら、苦行っぽく消化中。
単に活字舐めて目を動かすだけでも、そんなに支障が無いってのがまた、とてつもなくイライラします。
やべぇな。ティーンエイジャー向けの娯楽小説にイラッときてしまうってのは、おっさんになった証拠ですかねぇ。
[追記]
読む速度に焦れながら、むさぼり読むより他ないってのを読みたいものだなぁと、そんな思いがどんどん、このクソ忙しいのに、なに娯楽小説とか読んで現実逃避してんねんという焦燥感に変わっていくという、素晴らしいオマケ付きで、とりあえず読了。
だらだら続いて、だらだら終わってもうた。展開のリズムがバリエーションに欠け、その直観はアリか?とか考えたら、イロイロと細かく行き当たりばったり。
それなりにノッて読んでいた最後の方で、呼吸してない奴の煙にむせる描写で、思わず吹いてしまいました。しゃぁないか。
肝は最初から太字で挿入してるし、何処にも風呂敷もコントラストも無いままやんけ。と、最後まで読んでマジかとぐったりした次第。
終章に突入した瞬間に感じた「しまった」感に裏切られることなくフェードアウトしてしまいました。
しかしまぁ、とにかく引っ張り続けられたわけで、その点、凄まじい腕力です。