戦場の中で

FILMeX。有楽町朝日ホール
オープニングで、これは多分わからないと思って、構えてしまった。案の定、どう受け止めていいのかわからなかった。音に聞く戦闘。賭博にふける大人。どうしようもない父親と、父親の死。シリアから買われてきた、メイドの存在。
幾度か意識を失いながら、さて、丁寧なのはいいけれど、どうやってケリをつけるのだろうかと、そればかり気になっていたら、最後はなんとなく少女限定っぽくないオチ。確定の瞬間に、また意識が遠くなる。けれど、少女の視点からは一貫して、逐次的には何も考えられない。
監督はなんだかチャーミングでした。