何処までも徹底

Winnyのノード数が減っているとか。
http://japan.cnet.com/news/sec/story/0,2000056024,20222947,00.htm

ネットエージェントは9月4日、同社独自の検知システムを使って調査した8月度のWinnyのノード数を公表した。

 調査によれば、8月度のWinnyのノードは、平日で39万から41万、土日では43万から44万以上が観測された。この結果は、同社が4月25日に発表したノード数に比べ、約1割程度の減少が見られるという。

他のソフト使ってるだけじゃない?と、思ったりもするのだけれどまぁ良いってことですな。


ところで、とあるコンサルのおっさんとの笑い話で、「行政がらみの仕事が発生すると、どこからともなく現れて自然に仕事をさらっていく」らしい富山県の某大手企業が、持ち出した実データを利用してシステムテストとか考えられないだらしなさで、挙げ句にデータ流出させて、こんな反省pdfを出していることを、ふと思い出しました。
http://www.intec.co.jp/news/pdf/060727_1.pdf

<流出経緯>
弊社の借上要員が所有する自宅のパソコンからWinnyネットワーク上に流出したも
のです。当該個人が、テストのため個人の判断で、当該データを自宅パソコンにて使
用しましたが、このパソコンにはWinnyがインストールされており、かつウィルスに感染
したためにデータが流出いたしました。原因のパソコンは流出が判明した当日のうちに
特定し、ネットワークから切り離しております。
また、流出情報の拡散防止に努めるため、特定されたファイルの削除について、現
在まで対応を進めています。
<再発防止策>
全社員ならびに借上要員に対しお客さま個人情報の管理教育を再度徹底いたしま
す。また、それに先立ち、全社に下記のような緊急再点検を指示いたしました。
1 実データを利用したシステムテストの禁止の徹底
2 自宅パソコンでのWinnyを含むPtoPソフト利用の禁止の徹底
3 業務データの個人所有パソコンでの利用禁止の徹底

自宅パソコンでのWinnyを含むP2Pソフトの利用禁止というのは目にしたことがありまして、会社に勤めていた頃、「自宅のパソコンにも家族のパソコンにもあらゆるP2Pソフトインスコすんなと、客先から言われたから、インスコしてないことを確認して書類にハンコついてください」とか言われて、なにかといえばこういったファロスな展開を好む傾向にもっきりしながら、BitTorrentの綴りが間違っていたので、その程度の認識の、その程度の書類ってことだなと、ため息ハンコついた記憶があります。
案外、「自宅のパソコンに何々のソフトのインストールは禁止」というのはナチュラルで一般的な対応なんですかねぇ。ついでに「社員たるもの最低でも二人以上の子づくりに励んで少子化に対抗しなさい」とか、そんなお達しも出したらどうでしょうか。不法な行いは禁止以前の問題。中学生の生徒指導じゃあるまいし、自宅のPCの使い方までとやかく言われる筋合いは無いですな。こんな事言うと、誰に食わせてもらってると思ってるんだとか言う声も聞こえたりしますが、まぁ、そういう縛られるのが好な連中のことは、そういうのが好きなものはしょうがないってことで許してやるより他ないでしょう。妙なプレイは娑婆の道理とか、長いものにはまかれるにこした事ないってのは、オッサンになってもなかなかなじめないですね。
ついでに面白いんですが、このpdf出した会社は、これを出した時点で、『原因のパソコンは流出が判明した当日のうちに特定し、ネットワークから切り離しております。』って流出要員の自宅パソコンをネットワークから外していると謳えるんですから、流石は大手。外していることを担保するのが流出君の自己申告なんてことはないと信じたいですよ。自宅に入ってPCをネットワークから外した風紀委員会の存在に期待が膨らみます。
こういった書類を出して生徒指導をする必要がある企業でもプライバシーマークは入手可能らしく、今も燦然と光り輝かせています。
http://www.intec.co.jp/kojin/index.html
とりあえず、プライバシーマークっていうのは、あてにならんってところから、今朝はスタートです。