で、結局。

親王殿下ご誕生からこっち、まともにお祝いの言えないブログやら、関係ねぇよ日本人莫迦?的な発言をしたブログが炎上しがちな傾向にあるわけだけれども、さて、日本の良民常民はどの程度、天皇制の存在を肯定しているのかと、やっぱりその辺が知りたくなる今日この頃。
新聞などのメディアは、こんな時期に意識調査は流石にヤバいとか思うんだろうか。どうせ普段から偏ってるんだからいいじゃないかと、声を大にして言いたい。読売とか、日経なんかは朝のエロ小説連載に使う金があるなら、その分を調査費に当ててくれたらいいのにと、心底思うものである。
親王誕生というオマケ付き、慶事があった場合に肯定的な意見がぐっと増えるとなれば、増えた連中って、なんとなくな肯定派というか、「これまでは天皇制なんて考えた事無かったし、私が王様だから、他のロイヤルファミリーなんて認めなかったけど、考えてみたら皇帝とか王様ってなんか良くない?」ってな連中の数が掴めそうじゃないか。それ、データとしてどうよと思うわけだ。
若い世代に皇統維持のまま天皇制継続に賛成が平常時よりも異常に多かったら、それこそ過去の戦争の過ちやらをやいやい言う割に、きちんと歴史を教えなかったツケがまわったってなもんじゃないだろうか。ご祝儀気分で雰囲気賛成にまわる程度の連中が、男子生まれたんだしいいじゃないかと、こぞって賛成にまわるってことは、それだけ天皇制ってなんとなく肯定的に刷り込まれる要素が日常の中にあったということでもある。
対外的にはずっとずっと帝国なんだろうし、反体制派として極端なリスクを負わずに皇帝なんて潰しちまえと叫べる素敵な日本なんだから、そろそろ現実路線がどの辺りで、じゃぁ現実をきちんと整理するにはどうするべきなのかと、そういった考察を賢いお歴々が忌憚なく開陳しているところが見たい。