富山県立高岡南高校で3年生全員が単位不足

全員が見ないふりしていたのに……。という感じの京極チックなハナシ。
http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20061025/984.html

高岡南高校(高岡市戸出町、篠田伸雅校長)が昨年度、一部の生徒に地理歴史の必修科目「世界史」の授業を行っていなかった問題で、現在の三年生百九十七人全員が、二科目履修すべき地理歴史を一科目しか受けておらず、卒業に必要な単位を満たしていないことが二十四日、明らかになった。同校から県教委に二科目履修するとした虚偽の教育課程編成表(カリキュラム)が提出されていたことも分かった。生徒たちは冬休みなどを利用し、十二月末までに卒業に必要な授業を受ける。

カリキュラム決める時に、これに関わった教員全員で教育委員会へはニセのカリキュラムを提出するって腹くくったわけだ。
で、リークしたのは誰かがもの凄く気になるわけだけれども、この組織に対して、本当に補修を行うのかとか、きちんとチェックする人を用意しなくていいのか?まぁ、チェックもへったくれも嘘つき労働者とか嘘つき組織じゃなくて、教員なわけですけれども。
受験生には良い迷惑という人も居るかもしれないが、教養が役に立つ場所で生きて行こうと思うなら、世界史は大切ですよ。ローマ皇帝の名前を聞いても赤面しなくなったり、人の歴史の中での帝国主義的なものの誕生を理解すると、ジャイアニズムにも重厚さが出ます。
日本人が国際社会を生きていくうえで、ジャイアニズムがいかに重要かという議論が近年盛んになっているわけですけれども、佐賀とか藤原道長だけでなくポーランド分割辺りからこれを捉えて(略)。